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  • 文芸

重力ピエロ

伊坂幸太郎/著
新潮社
本体 1500円 +税
出版年月 2003年4月
ISBN 978-4-10-459601-0

本の内容

連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは何を意味するのか? オーソドックスだけど古くない、地味で大人しいけどカッコイイ。新感覚青春ミステリ。

出版社・メーカーからのコメント

いつの頃からか、小説に飽いてしまっていました。
 何を読んでも面白いような、面白くないような……。
 別に、小説そのものがつまらなくなったわけではありません。読めば、素直に面白いと思うし、感動したり、涙したりする作品は沢山あります。でも、それらの感情の起伏は、子供の頃に味わったワクワク感とは、微妙に違う気がしていました。

 本を読むようになってかなりの年月が経ち、読了した冊数もそれなりになりました。しかも、今は読書は仕事でもあります。
 だから仕方のないことなのかもしれない。
 あの頃のような感動を求めるのは、そもそも無い物ねだりなんだろう……。
 そんなふうに、自分に言い聞かせていたところがあります。

 しかし、です。
 ある晩、預かった原稿を読みながら、僕は知らず快哉を叫んでいました。
「なんだ、小説まだまだいけるじゃん!」と。
 気に入った箇所を、何度も読み返していました。誰かと感想を語り合えないことを、あれほど残念に思った夜はありません。
 それが、この『重力ピエロ』です。

 これは、小説の持つ、面白さ・秘めたる力・無限の未来に改めて気付かせてくれた大切な大切な作品です。
 だから、敢えて「是非に!」と申し上げます。
 とにかく読んでみて下さい。小説好きで良かった、と素直に喜べる瞬間に出会えることをお約束いたします。

著者紹介

伊坂 幸太郎(イサカ コウタロウ)1971年千葉県生まれ。1995年東北大学法学部卒業。映画が好きで、映画監督のコーエン兄弟、ジャン・ジャック・ベネックス、エミール・クストリッツァなどに影響を受ける。1996年サントリーミステリー大賞で、『悪党たちが目にしみる』が佳作。2000年『オーデュボンの祈り』で、第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デヴュー。2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年希にみる資質の持ち主として注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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