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  • 新書・選書

陽気なギャングが地球を回す

伊坂幸太郎/著
祥伝社
本体 838円 +税
出版年月 2003年2月
ISBN 978-4-396-20755-7

出版社・メーカーからのコメント

人間嘘発見器、演説名人、天才スリ、そして精確無比な体内時計… 史上最強の強盗4人組大奮戦! 「軽妙洒脱なクライム・コメディその楽しいことといったら!」 文芸評論家・池上冬樹 成瀬(リーダー)は嘘を見抜く名人、さらに天才スリ&演説の達人、紅一点は精確な体内時計の持ち主――彼らは百発百中の銀行強盗(ギャング)だった……はずが、その日の仕事(ヤマ)に思わぬ誤算が。逃走中に、同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯と遭遇。「売上」ごと車を横取りされたのだ。奪還に動くや、仲間の息子は虐め事件に巻き込まれ、死体は出現、札付きのワルまで登場して、トラブルは連鎖した! 最後に笑うのはどっちだ!? ハイテンポな知恵比べが不況気分を吹っ飛ばす、都会派ギャング・サスペンス! 「瀟洒で愉快、見事なエンディング!」 文芸評論家・池上冬樹 こんなに文章が面白くて、お喋りが楽しくて、キャラクターがおかしい、しかもプロットが巧んでいる小説も珍しいのではないか。海外ミステリのファンなら、和製ウェストレイクか和製ブロックかと感心するだろうし、国産ミステリのファンなら、軽妙洒脱なクライム・コメディを得意とした結城昌治の再来!と歓喜するだろう。つまりそれほどの才能である。その才能は、群像ミステリの秀作『ラッシュライフ』でもうかがえたが、今回はいちだんと磨かれている。スマートでスピーディーでスタイリッシュ、そして実にユーモラス。会話はリズミカルで、味わいはちょっとシニカル、展開は何ともオフビート。それでいて伏線が周到に張られていて、終盤で生きてきて、見事なエンディングを迎える。その楽しいことといったら! ほんとに瀟洒な、まことに愉快なクライム・コメディだ。

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